ユンギボの日記

ネタバレなしの映画感想日記。

『青春100キロ』感想

2016年6月9日、渋谷アップリンクで『青春100キロ』を観賞して来ました。

爽やかなタイトルですね!
子供連れで行くと良いかもしれません!
エロ・ドキュメンタリーです!

現役引退するAV女優の上原亜衣と、最後にゴムなしの中出しセックスする為、上原亜衣ファンの素人さんが彼女の待つスタジオまでの100キロを走る……っていうだけのドキュメンタリーです。飛んでもないくらいアホみたいな企画ですね!
ただ、これが笑えるのは勿論、段々と泣けてくるという、グッとくるドラマになってるんです。素晴らしんです。
構成としては、走る素人さんと、それを自転車で追いかけ撮影する本作の監督である平野監督。車で2人を追いかけ撮影するオジさんスタッフが2人。さらに、スタジオで最後の出演AVを撮影する上原亜衣ちゃんとの3つの視点が同時進行で描かれる構成。
しかも、別々の場所で各々の話をしてるのに話の内容がリンクしている所をカットバック編集で見せるという芸の細かさが作品への興味をグイグイ引っ張っていきます。
そして、度重なるアクシデント、衰えていく素人さんの体力、迫り来るタイムアップの時間……という感じで、無駄にサスペンス映画に必要な要素がバッチリ揃っているという。そんな中で追い詰められていく素人さんとは裏腹にノーテンキ&マイペースな平野監督との対比がユーモラスで笑えました。フラフラで走る素人さんの前で平野監督が自慢のマイ自転車がどれだけ坂道に強いか力説するクダリは居たたまれないシュールな笑いが爆発してましたね。
あと、素人さんの自転車を見失ったシーンでの平野監督の「オレがハメ撮りしないとマズイかなー」という心の声がテロップで出るクダリも爆笑!
一方、車班のオジさんは頑張る若者(素人さん)の姿に段々、感情移入していくのも面白かったですね。ポロッと「若いっていいなー。セックスする為にあんなに頑張れるんだぜ。」のセリフに不覚にもグッときてしまいましたね。コッチもノーガードで軽く観てるから、グッとポイントが深いんですよ。
そんで、亜衣ちゃんも何だか趣旨の解らない企画モノのAVを撮影してるのも笑えるし。その中でAV撮影のメイキング的ウラ側映像が写し出されるのですが、全裸の男たちの中で、オッパイとマンコの部分が露出されたスクール水着みたいなの着てる亜衣ちゃんたちが真顔で打ち合わせしてるんですよね。AVと言えど映像作品だから、まぁ、そーなるんでしょーけど、何だか不思議な画でしたね。これもレアです。
そんな事より、素晴らしいのは上原亜衣ちゃんのヒロインっぷり。ボクは本作で初めて彼女を知りましたが、可愛くて、笑顔がキュートで、どこか刹那的というラブコメなら100点なキャラクター。
そんな彼女の為なら「100キロ走れちゃう」という信憑性が抜群でしたね!



『青春100キロ』
★★★★☆