ユンギボの日記

ネタバレなしの映画感想日記。

「大畑創映画大会」

本日、エムズ・カンティーナで上映された「大畑創映画大会」へ 行ってきました。

大畑監督作品11本+トークイベントの6時間! まさに大畑マラソン。



『大拳銃』(31分/2008年)
出演:小野孝弘、宮川ひろみ、岡部尚
廃業寸前の町工場が謎の男の依頼でピストル作りに着手。どんどん追い詰められていく町工場のオヤジがプッツンして、『タクシードライバー』化するクライマックスの力強さ&破天荒さに驚愕。凄まじさは『マッドマックス2』レベル!!

Trick or Treat』(30分/2013年)
出演:比嘉梨乃、黒田有彩フォンチー
何かを企んでる女子大生2人が政治家の娘に近づいていく前半はショーもないサスペンスかと思ったら、クライマックスは狂気と涙のテロリズム爆発!
いよいよ、頭おかしい!

ハカイジュウ PV』(1分/2012年)
出演:緒沢あかり、仁科貴
僅か1分のハカイジュウ登場シーンに唖然とする程のインパクト。この映像を作ったのに大畑監督に実写化本編の企画が上がらないのが不自然!

「大畑監督×田野辺尚人(『別冊映画秘宝』編集長) トーク 」
2人の出会いから、田野辺キャップが語る当時の大畑監督。そして、大畑監督を過小評価してる邦画界への切り口鋭利な田野辺節。大畑監督の映画元体験と影響を受けた作品談、田野辺キャップの映画への情熱と冷静な分析力が爆笑と共に語り倒し。勉強になりました!

『ラップ現象』(3分/2006年)
これはレア! 過去に一度だけイベント上映されたという学生時代の初監督作品。詰め込まれたユーモラスと突然の無意味なヴァイオレンス。ラップの使い道の変化……と後の作品で登場する大畑監督のエッセンスがギューギューでした!

怪談新耳袋『庭の木』(5分/2010年)
出演:高月彩良、おぞねせいこ、篠原篤
5分という小話な尺ながら、コミカルに不気味を語る独特の語り口が斬新。笑って見ながら、ラストでゾッとする世界観はシッカリ大畑色。

リアル鬼ごっこライジング『佐藤さんを探せ!』(33分/2015年)
出演:竜跳、川口和宥、篠田涼也、仁科貴
小学生たちと連続殺人犯の出会いからミスリードを誘い「まさか、そーきたか!!」の後半の展開。まともに見えて、やってる事がキチガイな殺人犯へのサスペンスが子供の純粋悪へとシフト・チェンジする後半にテンションアップ!

鬼談百景『一緒に見ていた』(8分/2016年) 
出演者:淵上泰史、屋敷紘子、緒沢あかり
逆怨み幽霊の登場にユーモラスとホラーが同居。地味に嫌な恐怖描写で作品の世界観へグイグイ引き込む演出力バツグンな短編。

鬼談百景『赤い女』(14分/2016年) 
出演者:高田里穂、加弥乃、比嘉梨乃
都市伝説的なエピソードを先の読めないドンデン返しで料理する大畑演出。女子高生たちのキャピキャピ感が悲鳴に変わる落差演出は『悪魔のいけにえ』級。

「大畑監督×内藤瑛亮(映画監督)トーク」
同じ映像学校出身だったり、同じ企画に参加してたり、同じ映画祭を回っていた事もあり、リラックスした雰囲気のトーク。2人の共通エピソードから、お互いの映画への展望。そして、暴露大会化。居酒屋ノリで笑いの絶えないトークでした。


『NONE』(25分/2015年)
出演:石川絢子、酒井杏奈、勝地翔太
統合失調症」や「集団ストーカー」、さらに謎の宗教めいた組織の登場と俳優学校内の実習作品とは思えない現代の闇テーマを魅力的に披露。長編化企画があるという更に魅力的な作品。今までで1番、力の入ったストーリーテリングの手管に大畑監督の実力を感じました。

ABCオブデス2『Ochlocracy』(5分/2015年)
出演:森田亜紀、小野孝弘、仁科貴、芦原健介
コミカル系ゾンビで裁判劇という斜め上の設定で押し通す短編。ホントにこーゆー三谷幸喜とかがやりそうな事を三谷幸喜より面白く撮るのだから、たまりませんなー。

『へんげ』(54分/2011年)
出演:森田亜紀、相澤一成、信國輝彦
大傑作! まさに、ホラー要素もサスペンス要素もオカルト要素も詰め込み、まさかの特撮へ着地するというワガママが過ぎるぜな一本。本日、ラストの作品にしては満腹感がハンパないッス!
大畑監督、もう食べられません。

「大畑監督×森田亜紀(女優) トーク」
何作も監督の作品へ出演している森田さんだからこそ明かせる気心知れた裏話&壮絶な撮影秘話の数々。いやいや、『へんげ』でお腹いっぱいだと言ってるのに、割りとハードなパフェとかのデザートを出された気分。
最後は『NONE』出演の若手俳優陣も登段し、華やかなラストを迎え、本日、終了。


先着10名にプレゼントされたポスターに大畑監督と森田さんのサインをもらいました。喫煙所で我が憧れの田野辺キャップと談笑できました。こんな「大畑創映画大会」 を満喫してる人はいないんじゃないかと思うくらいの満足感。
帰りにTSUTAYAで『劇場版 稲川怪談かたりべ』を借りて帰宅しました。

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