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ユンギボの日記

ネタバレなしの映画感想日記。

第9回したまちコメディ映画祭「声優口演ライブ したコメmeets 小津安二郎【前夜祭】」

本日、毎年恒例の第9回したまちコメディ映画祭の「声優口演ライブ したコメmeets 小津安二郎【前夜祭】」を見る為、浅草公会堂へ行ってきました。

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豪華な声優陣が様々なトーキー(無声映画)作品へ生でアフレコをするという今イベント。今まで、チャップリンやキートン、ロイドときて、今年は初の邦画。しかも、小津安二郎の初期作品『淑女と髯』。

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口演は勿論、リーダーながら思いつきで語り倒す羽佐間道夫、マイペースなノリで気の良さが伝わる野沢雅子、大御所と初参加者に挟まれて、もはや司会進行ポジションの山寺宏一、声もドレスも色っぽい土井美加などなど豪華なメンツです。

口演前に自己紹介をスッ飛ばしてしまう羽佐間を進行通り、軌道修正する山ちゃん。「羽佐間先生、いつも通りだなー」なんて思ってたら、唐突にスイッチが入った如く、小津作品について語り倒し、さすがの演出家目線の映画解説を披露。実はスゲー勉強している映画愛を炸裂。
今回のイベント用の脚本を執筆された日本チャップリン協会会長の大野裕之氏による解説と程よい前解説の後、口演上映。

冒頭から下らないボケを大量投下したユーモラスな人物描写。それをコミカル全開で演じ倒す山ちゃんの演技力。
そんな中で真面目なナレーションに徹し、流石の実力を感じさせる羽佐間先生。ギャップで笑わせます。
小津オジさんによる脚本・監督の本編は、むさ苦しい風貌から周りの人たちに厄かみがられてるヒゲモジャの主人公がヒゲを剃った途端にモテ始めるというキャッチーなラブコメ風味。 それでいて、後半、外国映画のようなモダンなカットを演出しているのだから、手練手管のバリエーションに驚かされます。
ヒロインを信じられないくらいの色っぽさで演じきる野沢雅子の芸達者ぷりに、土井美加の妖艶な悪女の芝居対決はホントに鳥肌モノでした。

会場内、爆笑に次ぐ爆笑で浅草公会堂が揺れてましたよ。
今年も良いもの見させて(聞かせて)頂きました。