ユンギボの映画日記

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『ニンジャバットマン』

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『ニンジャバットマン』を観賞。

ワーナー・ブラザースによるDCフランチャイズにより、クールジャパンとバットマンが奇跡のコラボ。

集められたメンツが凄いんです。アニメ版『ジョジ』のポップなOPを手がけた制作会社「神風動画」の水崎淳平が監督。『アフロサムライ』の原作者である岡崎能士がキャラデザイン。チャンバラ活劇が見せ場である劇団新感線の座付き脚本家である中島かずきが参加。この豪華すぎる日本クリエイターたちが圧倒的技術力と悪ノリをスパークさせたのが本作なんです。

バットマンが殺さずの誓いの元、過去の悪党たちが収監されたアーカム精神病院。その中の悪党が開発した転移装置により、バットマンと悪党たちは戦国時代の日本へタイムスリップ! 戦国日本でカルチャーショックを受けるシーンは爆笑。さらに、バットマンより2年も先にタイムスリップしていた各悪役キャラたちは、各地の戦国大名たちと入れ替り、打倒バットマンなクレイジー過ぎる兵器を用意しているんです。その後も大風呂敷は広がる一方。あと出しに次ぐあと出しで、ハチャメチャにも程があるクレイジーな展開はやり過ぎレベル。

そして、アメコミ・ファンでも頭がパンクしそうな登場キャラの多さも圧巻! 今まで、映像化では省略されてきた原作ファンには感涙のサブキャラたちが一挙登場という派手なサプライズ付き。ジョーカー、ハーレイ・クイン、ポイズン・アイビー、トゥー・フェイス、ベイン、ペンギン……という実写映画登場キャラは勿論、デス・ストロークゴリラ・グロッドまで登場。バットマンサイドもロビン、レッドロビン、ナイトウィングなどが登場。もうキャラの洪水ではあるんですが、各キャラの説明はなし。雰囲気で善玉or悪玉を見分けてねという茶目っ気の元、キャラ以上に盛り沢山なストーリーへ注力。常識を逸脱した唖然のクライマックスへひた走ります。



『ニンジャバットマン

★★★☆☆

星3つ