ユンギボの映画日記

ユンギボ(@yungibo)によるあらすじ紹介、ネタバレなしのレビュー、解説・考察をお届け‼

実在した犯罪一家の血みどろ逃亡劇!! こんな親父は嫌だ映画『プリズン・ランペイジ』

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『プリズン・ランペイジ
まさかと思うような実録犯罪一家の地獄のロードムービー『プリズン・ランペイジが、「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2018」のプログラム内で、いよいよ日本公開!! こんなトンデもな話が実話という恐ろしさ!!

ストーリー・あらすじ(ネタバレなし)

1978年。冒頭から、あっという間の脱獄劇!! 初っ端からのスピーディな展開に目を丸くしていると、徐々に立場関係が解ってきます。3人の男が刑務官を脅して囚人を脱獄させたのは、なんと自分の父親。ボンクラ息子3人が父親を脱獄させたんです。そこで本作一番の問題が、この脱獄させた父親なんです!! まだ犯罪者ルーキーの息子たちに対して、親父は冷酷非道。しかも、独裁的で息子たちが反対意見を述べようもんなら、息子でも銃をこめかみに突き付ける瞬間湯沸し器的な短気さを発揮!! どんな状況でも一瞬の隙もない、犯罪者というより鬼軍曹のような男。勿論、女&子供にも容赦ない鬼畜っぷり。
そんなヤベー親父との逃亡劇は、まさに地獄絵図。一家の叔父が迎えに来る計画だったのに、叔父が来ない事件が発生。なんと保護観察中の叔父は、「あんなヤベー計画に加担できねー」と逃げてしまったんです。勿論、キレまくりです。逃走用の車を奪う為に、フランクに人を殺していきます。そんな親父に息子たちもドン引き。
そんな中、砂漠の町の老保安官が主人公たち一家を追って来るエピソードと警察&マスコミに嫌気が差している母親がたまたま女記者と知り合うエピソードとが同時進行。テンポ良く場面展開を繰返し、緊張感を維持しながら地獄のラストへなだれ込んでいきます。果たして、常気を逸したレベルの親父との逃亡劇はどこへ着地するのか?!


評価・考察

冒頭からテンポ良く物語がスタート!! 素早く設定を小出しにしつつ、目まぐるしく状況を展開。そこから間髪開けずに脱獄&逃亡劇へ。父親に劣等感を持つ息子たちのドラマも追加され、一瞬も気の抜けない物語へ!!



本作は、3年振りに復活した「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」にて公開!! 東京はヒューマントラストシネマ渋谷、名古屋はシネマスコーレ、大阪はシネ・リーブル梅田にて開催!!