ユンギボの映画日記

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2017.04.16 『お嬢さん』

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ポスター

公開:2017年(韓国)

原題:Ah-ga-ssi

英題 : The Handmaiden

監督:パク・チャヌク

キャスト:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、キム・ヘスク、ムン・ソリ

上映時間:145分

作品概要:『オールド・ボーイ』、『シークレット・ガーデン』などの作品で知られるパク・チャヌク監督が、イギリスの人気ミステリー作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案に、物語の舞台を日本統治下の朝鮮半島に置きかえて映画化した驚くべき傑作。

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2017.04.16

『お嬢さん』を観賞して来ました。このブログでレビュー書きます。韓国発のエロ映画でした。エロい。とにかく、エロい。レズ映画です。ユリユリです。みんな好きなんでしょ?

ちなみに、1961年の三島由紀夫 原作・若尾文子 主演の同名映画とは別物です。

ミステリーとしても面白い映画でした! なんせ原作は「このミステリーがすごい!」で1位になった『荊の城』!

しかも、本作は『JSA』とか『オールド・ボーイ』のパク・チャヌクだからシリアス演出お手の物。ちなみに、原作の『荊の城』はBBCのドラマで映像化されてるんです。それを見たパク・チャヌン監督が「こんなん全然、つまんねー! 俺の方がもっと面白く作れるし!!」と映像化したのが本作なので、気合が違います。他の韓流映画とは全然、違います‼ どちらかと言うと中国映画のよう。

 

あらすじ・ストーリー・内容(ネタバレなし)

舞台は日本が占領していた頃の朝鮮。だから、韓国の俳優しか出てこないのに日本語のセリフばかり。日本人の役も韓国の役者さん。詐欺師の女が金持ちのお嬢さんの屋敷へメイドとして潜入。騙して金を奪うつもりが、感情移入してしまい、ユリ展開へ。バレちゃうんじゃないのというサスペンスとお嬢さんに惹かれていく人間ドラマ。所が、潜入ミッションのラストの結末、「えっ?! どーゆー事?!」ってシーンで唐突に場面が変わるんですよ。何だ?何だ?と思っていたら、本作は3部構成だったんですね。

 

動画予告編


映画『お嬢さん』予告

 

感想・評価・考察・解説

第1部は詐欺師の変装したメイドの目線。第2部では話をさかのぼり、お嬢さんの目線で同じ話をやり直すアナザーストーリー。ここで新たな新事実が発覚。第3部はすっかり2人に感情移入できちゃった状態で、「この後、2人はどーなっていくんだろう?」という、“その後”のお話。

もう目が離せなくなるドンデン返し展開の連続! 観てるコチラもヒヤヒヤ!! そして、エロい。とにかく、エロい!! ヒロインのお嬢さん役のキム・ミニがとにかくエロい!! 様々な衣装が登場しますが、全てエロい‼ 全身から溢れ出す清楚で儚げな雰囲気!! それでいて脱ぎっぷりの良さ!!
後半はかなり過激なレズプレイ満載でセックス・シーンだらけです。でも、エロ文芸テイストなのでエロの中に美しさありって感じのお洒落エロ!!

それだけではなく、お嬢さんは屋敷の地下室で行われている伯爵に朗読会へ強制参加させられているんです。卑猥な言葉がバンバン出てくるエロ小説を読ませて見世物にしてるんです。しかも日本語で。だから、日本のテレビではNGなワードがバンバン出てきます。ねっ? 伯爵、悪い奴でしょ?

あと、等身大の人形とお嬢さんを天井から吊るしてセックスを模してる風のシーンがあったんですけど、あれは全く解んなかった(笑)

 パンフは肝心なシーンの写真少なめ、解説あっさり路線だったので、本作を気に入った人だけが買えば良いと思います。

『お嬢さん』

★★★★☆

星4つ