- 発売日: 2018/12/04
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新宿シネマカリテで行われる真夏の祭典【カリコレ2018/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018】が、今年もやって参りました!! 毎年、日本未公開になりそうなジャンル系作品の数々を世界中から厳選チョイス。日本のシネフィルにお届けする映画好き御用達の祭典【カリコレ】。
同企画の中でも、モンスター好きにオススメなのが、現在公開中の映画『コールド・スキン』。今年のアカデミー賞を獲りまくった『シェイプ・オブ・ウォーター』で半魚人へメロメロになった方も多いと思います。ラブ・ファンタジーだった『シェイプ~』に対して、大量投入された半魚人が観れるのがサスペンス・ホラーの本作。
ストーリー・あらすじ(ネタバレなし)
絶望的な状況での運命の出会い
南極海の果ての小島へ転属になった気象観測員の主人公。作業は1人ぼっち。孤独と戦うつもりで島に来て1日目の夜。海から姿を見せる大量の人影。なんと戦う相手は孤独なんて甘っちょろいモンではなく、殺しても殺しても押し寄せてくる半魚人の群れだったと発覚!! なかなか全貌を見せない半魚人たちが恐怖をあおります!! 毎晩、夜になると陸へ上がり、主人公を襲撃してくる半魚たち。こいつはマズイ所へ来てしまったと、テンパる主人公。
予告編動画
評価・考察
怖いのは半魚人だけではない!!
なんと言っても、本作の魅力は暗闇で、しかも群れになって襲ってくる半魚人たち。ゾンビテイストなキモ系クリーチャーとして描写。夜にしか現れない半魚人に対して、昼間のうちに限られた資源で、どれだけ準備できるかが肝になってくるサバイバル展開。そして、主人公を襲うのは半魚人だけではないんです。舞台が南極という事もあり、とにかく寒い!! 昼は装備の準備。夜は眠らず、寒さに耐えながら、ひたすら半魚人たちからの襲撃に備える……という過酷すぎる気象観測員の職場を垣間見れます。
監督
このジャンルで頼れるタイプの監督
メガホンを取ったのは、フランス生まれのザビエ・ジャン監督。殺し屋残酷物語な『ヒットマン』やギャングVSゾンビの『ザ・ホード 死霊の大群』、ポスト『悪魔のいけにえ』を狙った『フロンティア』など、フランス発「午後ロード」行きなスプラッター寄りのサスペンス・スリラーを手掛けてきたブレない人。
その偏りのある職人技が本作でも遺憾なく発揮されています!! 半魚人好きだけでなく、『エイリアン』や『遊星からの物体X』などのモンスター&クリーチャー好きにもオススメな一本!!
その他のジャンル作品を一挙公開中の新宿シネマカリテの特集企画【カリコレ2018/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018】は8月24日まで上映中!!