ユンギボの映画日記

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中学生の孤独を描いた映画『雨のやむとき』(#6)

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たまたまBSスカパーにて、ぴあフィルム・フェスティバル(PFF)アワードの特集の1本として観賞。2019年の受賞作。

お水で働いてるっぽい母と二人暮しの中学生男子が主人公。この母親が酷い!! 深夜に酔っ払って、知らない男と帰ってきて、しかも寝てるのに起こしてきたりするんです!! どんだけ無神経なんだ!!笑
ある日、みんなと仲良くやってるクラスの中心的な女の子に声を掛けられるんです。その女の子も周りは部活や習い事やってて、放課後、一人ぼっちなんですね。河川敷で漫画などの話をして、意気投合。
後日、その女の子がクラスの女友達2人を連れて来るんですね。その女友達から、みんなと仲良くやってるように見えるヒロインが「実はあの子、自己中でさー」とか「家庭がゴタゴタしてるせいか気分屋なんだよねー」とか、悪口を聞かされるんですね。だって、いつも仲良くやってるじゃんみたいなね!!

ヒロインも家では、義理の母や義理の姉(妹?)と上手くいってない設定なんですね。
お話的には、たまたまテレビで30分のまぁまぁ見応えのあるドキュメンタリーを観たような感覚。濃厚すぎない程度のドラマ。
ただ、主人公やヒロインの家庭環境の設定が古臭いというか、テンプレ的な印象。全然、新しくない。
フィルムっぽいルックは00年代のインディーズ映画を思い出させてくれて、多少、ほっこり。でも、脚本にも驚きや新鮮さは無かったのが残念。

星1つ
★☆☆☆☆
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