冒頭から明らかに同時多発テロを意識した飛行機の墜落シーン。サラリと興味をカツアゲ。
事件の概要は伝えつつも詳細はまだ先。
墜落を無逃れ、乗客を救い、アメリカのヒーローになった機長が主人公。周りから崇められながらも、自分にミスがあったのではないかと疑心暗鬼。不安が一人の時間を侵食。飛行機の落ちる妄想ばかり見てしまうナーバスっぷり。観ているコチラも、主人公をどんどん疑ってしまうサスペンス要素。
事件発生時の回想と事件後の現在の話が行ったり来たり。構成が抜群に上手いです。テンポの良い編集から目が離せません。
焦らしに焦らし、後半は待っました解答編。クライマックスへ向けて、審議会シーンがスタート。事件発生時の機内コックピットのエピソードが語られます。一連で流しても素人には正しかったのか瞬時に解らないのがミソ。
時間を掛けて、しっかりと感情移入させてるから、審議会とか、もう他人事じゃありません。手に汗握って観るクライマックス。果たして。
今回は、ザ・シネマさんの新録吹き替え版で観賞。今までソフト版に入ってなかったトム・ハンクスのフィックス声優の江原正士さんのバージョンが爆誕!! メチャクチャ良かったです!!
マジでザ・シネマ、ありがとうございます!! これからも着いていきます!!
星5つ
★★★★★