主人公ハチは、ヒロイン=ユカが隠れている友人の家へ。久々の再会。ユカの言伝を熱愛が報道された相手の男優の入院する病院へ届ける事に。
石原裕次郎からの代理のフリをして、病院へ潜り込むシーン。花束を渡すショーケンの口から「あっ、これボスからです。体だけは丈夫ですから。ちょっと太りました」というセリフが笑えます。『太陽にほえろ』でマカロニ刑事を演じていたショーケンだからの笑える感慨深いシーンになってます。
さらに、本話では、パントマイムも披露してくれるショーケンですが、正直、サッパリ上手いのか解らなかったです。
本話では、ユカのマネージャーがユカのハチの足取りを追う。一方のユカは、ハチの里帰りへ着いていく。勿論、倉本聰 作品の故郷と言えば北海道・小樽。
痴呆で大量の知恵の輪の発注を受けたと勘違いしているハチの父親とハチのドラマが切ないのが本話のメイン。ここら辺の家族ドラマの手堅さが倉本聰 作品という感じ。そこへショーケンの行き場のない感情の芝居が追加。やるせない気持ちになります。
星2つ
★★☆☆☆