ユンギボの映画日記

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ワンちゃん冒険活劇映画『野生の呼び声』(#43)

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犬派、ワンちゃん好きに朗報です。今回は、チャーミングな大型犬が旅をする冒険活劇映画『野生の呼び声』をご紹介。

19世紀。アメリカの大きな屋敷で飼われ、ワガママ放題で育った大型犬のバックくん。所が誘拐されて、カナダへ。郵便配達のそり犬の一匹として旅がスタート。初めての団体活動。寒い国での生活。温室育ちのバックくんは、様々な初めてを経験していくのです。もう人間の成長と一緒です。

本作は喋る犬のアニメではありません。CGによる実写。犬も喋りません。表情で見せるんですが、本当に喜んでたり、落ち込んでるように見えるのが素晴らしいです。
人語を喋らない犬で何が起きているのか説明する映像作りがメチャクチャ上手いです。

最初こそ、足手まといで周りを巻き込むバックくん。しかし、そり犬仲間たちとの絆を強めたり、リーダー犬から目をつけられての対立したり。大人の階段のぼっていきます。

時代の変化と共に、居場所を変えていくバックくん。巡り巡って、運命的に出会うのが、町から離れて一人で暮らす老人。この老人役を演じるのがハリソン・フォード。年をとるにつれ、激シブ表情で省エネ芝居を披露し続けるハリソン。本作に関しては、それが良い方向に好転。孤独な老人度は増々。

さり気なく、どんどん絆を深めていくバックくんとハリソンおじいちゃんを描写。画的に派手で解りやすい冒険活劇を展開。ワクワクが止まりません。

そして、行き着いた先は野生の世界でした。


星3つ
★★★☆☆