ユンギボの映画日記

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名優ケビン・コスナー主演の大赤字SF映画『ウォーター・ワールド』(#48)

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『ウォーター・ワールド』

地球上の島々が水没。ディストピア世界を舞台にした海洋版「マッドマックス」といったSF映画

水中をハイスピードで泳げるミュータントで“ならず者”の主人公。ギャング団“スモーカー”から、背中にイレズミの入った娘と、その母親代わりの女を救出。伝説の場所=“ドライランド”を目指します。実は、背中のイレズミこそ“ドライランド”の地図。“スモーカー”たちは、その為に、娘を追ってきます。

主演は、髪が濡れて薄毛が気になるケビン・コスナー。“スモーカー”は実写版クッパも演じたデニス・ホッパー。基本的にはノーテンキ映画って感じなんですけど、テレビ東京版の日本語吹き替えで再観賞。
ケビン・コスナーをフィックス声優の津嘉山正種さん、デニス・ホッパー内海賢二さんが担当。人間味増々の津嘉山コスナー、テンション爆アゲの内海ホッパー。吹替え版だけでも必見の作品です。

また、陸地のない世界なので「土が貴重品」「バーで飲むのが真水」「バイクの代わりにジェットスキー」などの設定が面白いです。また水中撮影は結構、頑張っていて、海中深くに沈んだ都市のビジュアルは楽しいです。

主演のケビン・コスナーもプロデューサーとして製作費を出資。ハワイ沖での撮影の際、海が荒れたりして、撮影は度々、停止。当時としては破格の製作費が掛かり、さらにゴールデン・ラズベリー賞にノミネートしまくりました。

当時はバカにしまくってましたが、今観ると愛嬌のあるB級映画として楽しく観れました。『マッドマックス2』を『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』くらい頭悪くした印象。と思ってたら本作の撮影を担当しているディーン・セムラーは、両作に参加してました。ちなみに、セムラーさんは、ケビン・コスナーが監督・主演した『ダンス・ウィズ・ウルブズ』でアカデミー賞撮影賞を受賞しています。


星1つ
★☆☆☆☆

【関連動画】

ウォーターワールド (1995) 予告編


監督
ケヴィン・レイノルズ
出演者
ケヴィン・コスナー
デニス・ホッパー
ジーン・トリプルホーン
制作国 アメリ
ジャンル 洋画/アクション
制作年 1995
本編時間 143分