『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を観賞。
スティーブン・キングの小説「IT」を映画化。3日間で1億2, 300万ドル突破し、オープニング記録を打ち立て、 全世界興行収入7億ドル超えで、 文句なしの大ヒットを飛ばしたホラー映画『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』。今回、ご紹介する『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、 その続編にして完結編なのが。
前作で描かれたのは、子供たちが大人に頼らず、力を合わせて、 殺人ピエロ=ペーニー・ワイズを倒すお話でした。 その続きとなる本作では、ペーニー・ ワイズが死んでいなかった事が発覚。 大人になった主人公たちが再度、ペニー・ワイズと戦います!!
あらすじ・ストーリー(ネタバレなし)
そんな中、 彼らの出身地である田舎町で再び連続児童失踪事件が発生。 現場には、「COME HOME COME HOME(帰っておいで……)」というメッセージが。 地元に残る者、都会へ出て、それなりの成功を納めている者、 結婚している者……。それぞれの人生を生きていたルーザーズ・ クラブの皆は、地元へ再結集。今度こそ、"それ"を倒す為、 立ち向かう事を決意。果たして、神出鬼没のピエロ="イット" を倒せるのか?!
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映画『IT/イット THE END』本予告 2019年11月1日(金)公開
監督・キャスト・スタッフ
◯ジェームズ・マカヴォイ
大人になったルーザーズ・クラブの面々を演じるのは、 一作目では弟を"イット"に殺され、 吃音症になってしまったビル役を「X-MEN」 シリーズのジェームズ・マカボイ。 イギリスでは名の売れていたマカヴォイは、残酷伝記映画『 ラストキング・オブ・スコットランド』や文芸ドラマ『つぐない』 でゴールデングローブ主演男優賞(ドラマ部門)にノミネート。
2008年には、アンジェリーナ・ ジョリーと共演したアクション・サスペンス『ウォンテッド』 が大ヒット。「X-MEN」シリーズでは4作目となる『 フューチャー&パスト』から若きプロフェッサーX役へ就任。 その後、同役を続投。そんな最中、サイコスリラー『スプリット』 では、23の人格を演じ分けており、演技力には定評あるお方。 本作でも安定のクオリティでドラマパートを牽引。
◯ジェシカ・チェステイン
2006年に、アル・ パチーノと共演した舞台「サロメ」を見たテレンス・ マリックにスカウト。ブラッド・ピット主演の『ツリー・オブ・ ライフ』で主要キャストに抜擢。以降、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』でアカデミー助演女優賞、『ゼロ・ ダーク・サーティ』で同主演女優賞にノミネート。『 インターステラー』や『オデッセイ』などに出演。『 女神の見えざる手』『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』『モリーズ・ゲーム』などで主演。『 X-MEN:ダーク・フェニックス』では、ジェームズ・ マカヴォイと共演済み。
◯ビル・スカルスガルド
父は名優ステラン・スカルスガルド、 兄のアレクサンダーとグスタフも俳優という、俳優一家。 10歳のとき、兄のアレクサンダーも出演した「White Water Fury(英題)」(00・日本劇場未公開)で長編デビュー。 2010年に、アスペルガー症候群の主人公を演じた「シンプル・ シモン」(10) はアカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出。 2012年の第62回ベルリン国際映画祭で、 ヨーロッパの期待の若手俳優に贈られるシューティング・ スター賞を受賞。2012年のジョー・ライト監督作『アンナ・ カレーニナ』を経て、2016年には、 SFアクションシリーズ第3弾『ダイバージェントFINAL』 でハリウッドデビュー。前作『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』では、 ペニーワイズ役をオーディションで勝ち取りました。
日本語吹替え版で、ペーニー・ ワイズを担当した多田野曜平さんによる芝居も、ビル・ スカルスガルドや作品の世界観とマッチ!! 吹き替え版もオススメです!!
◯その他、"ルーザーズ・クラブ"のメンバー
「サタデー・ナイト・ライブ」 などでキャリアを重ねてきたコメディアン出身のビル・ヘイダー。ニュージーランド出身のイケメン=ジェイ・ライアン。 ルーザーズ・クラブ唯一の黒人=イザイア・ ムスタファなど個性的な面子が集結。
◯アンディ・ムスキエティ監督
〇脚本家=ゲイリー・ドーベルマン
脚本も同シリーズ続投で、人気ホラー「死霊館」 シリーズも手がけるゲイリー・ドーベルマン。『アナベル 死霊館の人形』と続編『アナベル 死霊人形の誕生』の脚本で注目を集め、『死霊館のシスター』 では、脚本のみならず共同原案、製作総指揮も兼任。まさに、「 死霊館」シリーズの縁の下の力持ち的存在。映画『ラ・ヨローナ 泣く女』では製作を担当。今年、公開されたシリーズ最新作『 アナベル 死霊博物館』で、監督デビュー。
感想・評価・まとめ
・改めて描かれる子供時代
大人になっての確立された生活。子供時代の約束。前半は、 その二つで揺れ動きつつ、ペーニー・ ワイズ復活を疑ってる訳です。そんなタイミングで集合した" ルーザーズ・クラブ"メンバー。人間ドラマも同時スタート。 ここら辺のバタバタも、ユーモラスながら地味に緊張します。
さらに、町から離れた事により、 曖昧になったメンバーたちの記憶。本作のキーとなるのが、 前作では、描かれなかった部分の子供時代のエピソード。今回、 ペーニー・ワイズを倒す儀式に必要なのは、"思い出の品"。 各自、別行動でそれぞれの"思い出の品"を探します。
そういう構成の為、物語は、 テンポ良く過去の回想エピソードへジャンプ。 現在と過去をいったりしながら進行。「過去に何があったのか?」 「"思い出の品"とは?」というミステリー要素でリード。
まさにジェットコースターのような物語がノンストップで転がって いきます。
・三角関係
子供時代が明らかになる事で、前作では、 曖昧な終わり方をしたラブストーリー要素が復活。 大人になっても香り続ける淡く切ない三角関係。 それらをセリフではなく、 目線などで描いているのが素晴らしいです。 セリフで直接的に言わない所もヒヤヒヤしちゃいます。
・恐怖描写
いかにも怪しい描写を見せておいて、何も起きない。むしろ、 チラ見せで煽る。 煽り切った所でいきなりドーン演出のコラボ技です。
奇形の鳥の雛を思わせるハードなビジュアルの幻覚や目玉のバケモ ノや生首から這える触手。あるいは、 口の中に舌を入れてくるモンスターなど。 生理的に嫌悪感を感じる嫌な描写の数々で恐怖を煽ります。
そんなファンタジー映画に登場しそうな造型の怪物( クリーチャー)たちが主人公たちを襲って来ます!!
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