ユンギボの映画日記

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ハリウッドスケールでゴジラとキングギドラがガチンコ対決『ゴジラ キング・オブ・モンスター』(#54)

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ゴジラ キング・オブ・モンスター』ポスター

世界観を共有するモンスターバースシリーズの第三弾。ちなみに、第一作目は『ゴジラ』。第二作目は『キングコング 髑髏島の巨神』。第三作目の本作で、新たなフェーズへ突入していきます。

前作で世界の前に姿を現したゴジラ。それと同時に世界中で確認された怪獣たちを調査する秘密機関=モナークモナークの管理下で孵化するモスラ。テロリストたちにより強制復活させられるキングギドラ
それらを察知して世界中で姿を現すラドンなどの怪獣たち。その中でキングギドラと直接対決するゴジラ。そんな大スケールの怪獣対決を見守るしかない人類。

今回のゴジラは人類の味方という訳でもなく、地球の秩序を保つ存在として描かれます。故に太古の時代に地球へやって来た、宇宙生物キングギドラを倒す為、姿を現すのです。

真夜中の暗闇の中、ゴジラキングギドラの巨大な怪獣の対決。人間目線の下からアングルで展開。
それに対し、人類は核兵器を使用。それでも倒せなかったキングギドラ。それにより大ダメージを受け、海へ姿を消したゴジラ

人類はゴジラと共闘関係を結ぶ事を決意。命と引き換えに核エネルギーをゴジラに与えるミッション発生。そんなミッションを行うのは、前作からモナークの研究者として登場している芹沢教授。演じるのは渡辺謙。ちなみに、“芹沢猪四郎”という役名は、1954年の第一作目『ゴジラ』の平田昭彦の演じた“芹沢大助”教授と本多猪四郎監督が由来。
本作では父親が広島の被爆者という設定で、父の形見の懐中時計を持ち歩いています。そんな芹沢教授が核によって目覚めたゴジラに核エネルギーを与えるという展開にグッときてしまいます。

また、海底にある古代の人類が作ったと思われるゴジラの神殿も素晴らしいです。地底空洞説という、H・ラブクラフトクトゥルフ神話風の設定にテンション上がります!!

基本的には楽しんだんですけど、人間ドラマパートがちょっとかったるい印象。


星3つ
★★★☆☆

『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』予告編 (2019年)
監督
マイケル・ドハティ
脚本
マイケル・ドハティザック・シールズ
出演者
カイル・チャンドラーヴェラ・ファーミガミリー・ボビー・ブラウンサリー・ホーキンス渡辺謙チャン・ツィイーブラッドリー・ウィットフォードチャールズ・ダンストーマス・ミドルディッチオシェア・ジャクソン・Jr